2011年 05月 04日 ( 1 )

韓国で成長している会社

 月曜日の朝8時30分、バンコクから韓国に入りました。1時間ほど仮眠を取ってから新規に紹介して頂いた金型メーカー2社を訪問しました。最初に訪問した会社では営業の方とふたり、事務所で社長を待ちました。待つこと15分以上、事務所に入ってこられた社長と握手をして驚きました。手のひらの厚いこと。現場の手です。現場を拝見、研磨機が6台並んだ作業場の一画まで来ると、若い社員2人が社長に相談を持ちかけました。社長に技術があるからこその場面でした。

 次に訪問したのは最大650トンまでの成形機24台に、金型工場には最新鋭の加工機がずらり。社長は金型一筋の職人さん。ところが成形工場では、それぞれの成形品の品質、用途、品名はもちろんのこと、どこにガスがたまりどこにショートが出ると細かく説明され、Assy工場では作業者に溶着が弱いのではと指摘。リークテストの指示を出してその場で結果を確認されていました。全ての新規金型の成形トライ品を自身の眼で確認し、不良箇所について金型と成形担当者にアドバイスを欠かさないとの事(2年前までの自分を見ているようでした)。ガスの多い成形金型は定期的に超音波洗浄機で洗浄を実施、(ニッタにも有るけれど私自身が使用頻度を確認していないので早速リポートをもらうことに)機械の横には使用日時や、その他いろいろな注意事項とメモが記入されたノートが。お話を聞いたところ、普段から社員一人、一人を良く知る努力と共に記録を残し、正しい評価に心がけておられるとのこと。

 今回のメーカー訪問を通して成長している製造業の共通点について再確認させられました。それは社長が現場の技術に精通しており、現場の社員から信頼され、気軽に相談できる人柄であるということです。そして材料を良く知り、要である設計は社長が最終確認、基本に忠実、そして厳しいが頑張っている現場の味方であるということです。付け足すなら、どちらの会社も経理と品質は社長が直結で管理していました。
 会社の成長の源は基本に忠実なこと。つまり金型は設計に、成形は金型メンテに。社長と現場社員の一人ひとりとの一体感とチームワークにあると感じました。そして僕自身が再確認し肝に銘じたこと、社長として一つ一つの商品に精通しいつでもアドバイスできるように備えることの重要性です。
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by nittamold | 2011-05-04 08:12 | タイ 創業日記